#4 キリンと大統領、終わってみれば…。

大統領をお招きしてのコンサートはトラブルも無く無事終了、私達ミュージシャンも大統領にご挨拶して握手しましたヨ。大統領は威圧感も無く、気さくな雰囲気の方でした。終演後に大統領がステージでスピーチして、「私はジャズは嫌いだ」なんて言うのでビックリしたのですが、「でも貞夫は大好きだ。」という事なので、まぁ彼なりのジョーク、言い回しなのでしょう。はるばるボツワナまで行って嫌われなくてホッとしました。(^_^)

今回の旅は本当に大変でした。間違いなく記憶に残る旅です。そしてボツワナという国と日本人である自分に色々な想いが巡ります。アフリカは多くの国が内戦や過激派、貧困などの深刻な問題を抱えています。そんなアフリカの中でボツワナの人々は、過不足なく平和に日々暮らせる事に感謝して穏やかに暮らしているんじゃないかなぁと思いました。仕事の段取りが上手くいかなかったり、仕事が遅かったり、食事が?だったり、せっかくアフリカまで行ったのにアフリカっぽい音楽が全然聞こえてこなかったじゃないか、とか色々あったのですが、日本の価値観と比較しても無意味なんです。人間はこの地球上どこでだって生まれてどこでだって死んで行くのです。人の数だけ苦悩も幸せもあって、それは単純に比較できるものではありません。でも音楽だけは人種や国境、様々な条件を乗り越えて、全ての人々の心を豊かにする力があると思います。

私達日本人は本当に恵まれています。今置かれている環境に感謝しつつ、真摯に音楽と向き合っていかなければと気持ちを新たにしたボツワナの旅でした。

大変な旅も素晴らしい仲間と一緒なら良い思い出に変わります。貞夫さんをはじめミュージシャン、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。

それにしても飛行機に長時間乗りました。人間の慣れって怖いもので、この後日本で5時間新幹線に乗っても全然長く感じないのです。でも飛行機はしばらく乗らなくても良いですね。さあ、お刺身と日本酒で乾杯だ!日本っていいな。(^_^)

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