上の写真はタオルミーナの街です。この辺りや、すぐ近くの小島イゾラ・ベッラは映画「グランブルー」のロケ地だったそうです。小さな可愛い街なのですが、日本で言うところのフルムーン的白人観光客がほとんどで、若いアジア人は結構目立つ存在でした。私が、あぁやっぱりイタリアだなーと感じたのは、とにかく食事の時間が長い！最長は昼３時間、夜４時間という時もありました。観光客で賑わうメインストリートも、レストラン意外の店は２〜３時間の昼休みをとります。昼間っからワインを飲んで仲間と語り合い、ゆっくり食事を楽しむのです。そこまで行かなくとも、もうすこし日本人も心のゆとりがあればなぁと思います。
８日、９日と素晴らしい天気で、コンサート当日の朝も快晴でしたが、何と午後から雨が降ってきたのです。夕方には一時雷雨になり、仕込み中のスタッフは本当に大変だった様です。雨も上がり、何とかサウンドチェックにこぎつけ、キーボードをチェックすると、現地でレンタルしたシンセが壊れて音が出ない！さあどうする。とりあえず他の人たちのチェックを先にやってもらい、その間に何とかしようとあれこれ必死にやってたら土壇場で勝手に直っちゃいました。う〜む電気楽器までもがラテンイタリアのノリなのか。おそるべしイタリア。原因は解らないがとにかく直ったので、もう一度壊れる前にやっちゃおうって事になり、夜９時を少し過ぎたところでコンサートはスタート。会場はメインストリートの中ほどにあり、展望台にもなっている「ノーヴェ・アプリーレ広場」で、すでに大勢の聴衆で溢れんばかりになっている。順調に進んでいくと思いきや、また雨が降り出した。しかしそこはレインストッパーの異名をとる貞夫さんだけあって、何とか止んでくれた。今日は地元の子供の合唱団との共演もあり、貞夫さんの曲を日本語で歌ったりして大いに盛り上がった。雨が降ったり、機材がトラブったり、現地スタッフとの段取りが大変だったりと色々あった分、本番に集中して望んだのが良かったのだろう、記憶に残る良いコンサートだったと思う。しかーし！この後の打ち上げパーティーが長ーい！明日は移動日で朝７時集合だっちゅーのに延々３時間、夜中の２時までかかりました。まだ荷物まとめてないから下手したら徹夜かなぁ…。やっぱりおそるべしイタリア…。
